書き込みエスカレート

 東京都小金井市でアイドルの冨田真由さん(20)がナイフで刺された事件で、冨田さんの母親が岩埼友宏容疑者(27)=殺人未遂容疑などで送検=の自宅とされる住所地を管轄する京都府警右京署に相談の電話をしていたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。同容疑者は冨田さんのツイッターに好意的な書き込みをしていたが、相手にされずいら立ちをエスカレートさせていた。
 府警によると、冨田さんの母は5月4日朝、「遠隔地に住んでいる娘が嫌がらせを受けているときはどう対処すればいいか」と相談した。同署員は冨田さんが住む警視庁の警察署に相談するよう教えたという。冨田さんは9日に同庁武蔵野署に相談していた。
 同容疑者とみられる人物は今年1月18日、冨田さんのツイッターに「腕時計をプレゼントする意味を知っていますか?大切に使ってくださいね」と書き込んだ。しかし、2月には「『腕時計』捨てたり売ったりするくらいなら返して。それは僕の『心』だ」「じゃあ前にあげた本、全部返してください」と返却を求めるようになった。
 3月以降になると、「フラれたから殺すとか過激だよね~」「君も僕もいつか死ぬんだよ」などの表現も見られるようになった。「郵便局から荷物が届きました。腕時計と本3冊が入ってました」と贈った品物が戻されたと受け取れる文章もあった。
 警視庁小金井署によると、岩埼容疑者は「以前プレゼントを渡したが、送り返され憤慨した」と動機を供述している。