「引退後間もなく使用」

<写真:初公判に臨む清原和博被告=17日午後、東京・霞が関の東京地裁(イラスト・山下正人氏)> 覚せい剤取締法違反罪に問われた元プロ野球選手、清原和博被告(48)の初公判が17日、東京地裁(吉戒純一裁判官)で開かれた。清原被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。検察側は「依存性や常習性は顕著」と述べ、懲役2年6月を求刑。弁護側は情状酌量を求め、即日結審した。判決は31日。

 検察側は冒頭陳述で、清原被告は現役を引退した2008年すぎから、覚せい剤の使用を繰り返していたと指摘した。
 清原被告の供述調書が証拠採用され、「引退後、目標をなくし生活が乱れた。コーチや監督を希望したが、声を掛けてくれた球団はなく、心の隙間を埋めるために覚せい剤を使った」とする内容が読み上げられた。
 清原被告は本人質問で「大変申し訳ない」と涙声で謝罪。使用を始めた時期は「引退後間もなく」と述べ、現役時代の使用を否定した。「寿命が来るまで闘い続ける」と、今後は覚せい剤をやめると誓った。
 初公判には、高校時代から親交のある元プロ野球選手で野球解説者の佐々木主浩氏(48)が、弁護側の情状証人として出廷。「最高のバッター。2回目はないと信じている」などと話し、更生を手助けすると訴えた。
 起訴状によると、清原被告は2月1日、東京都港区のホテルで覚せい剤を使用し、同2日、自宅で覚せい剤約0・2グラムを所持したなどとされる。
 清原被告はPL学園高校から1986年にドラフト1位で西武に入団。96年オフに巨人へ移籍し、06年にオリックス入りした。08年に現役引退した後は、タレントや野球解説者として活躍していた。

<写真:初公判に臨む清原和博被告=17日午後、東京・霞が関の東京地裁(イラスト・山下正人氏)>