燃費不正、幹部聴取へ

 三菱自動車の燃費不正問題で、国土交通省は13日、道路運送車両法に基づき同社本社(東京都港区)を立ち入り検査した。一連の問題で本社への立ち入りは初めて。全容解明のため、益子修会長ら経営陣からも事情を聴く方針という。
 三菱自は11日、国交省に対し、燃費を偽装した軽自動車4車種以外でも、燃費データの基になる走行抵抗値を実測せずに机上計算していた疑いがあると報告した。ただ偽装に関与した社員なども判然としない内容で、国交省は報告は不十分で本社への立ち入りが必要と判断した。
 石井啓一国交相は閣議後の記者会見で、「これまでもリコール隠しなどさまざまな不正を重ねてきたにもかかわらず、極めて遺憾だ。企業体質を抜本的に改めていただきたい」と話した。国交省は三菱自に、18日までの再報告を指示している。
 国交省の職員5人は13日午前9時すぎ、厳しい表情のまま三菱自本社が入居するビルに入った。
 同省は問題発覚後、同社の名古屋製作所・技術センター(愛知県岡崎市)を検査していた。

〈写真:三菱自動車の燃費不正問題で、道路運送車両法に基づく同社本社への立ち入り検査に入る国土交通省の職員ら=13日午前9時03分、東京都港区〉