掲載日:2008/05/07

昨年の全国和牛能力共進会における島根和牛の不振を受け、繁殖農家でつくる島根県認定和牛改良組合協議会(原敏行会長)は畜産の振興に役立ててもらいたいと、雲南市木次町の島根県畜産技術センター育種部門へ種雄牛「福平高」号を寄贈した。同センター育種部門で二日、贈呈式があり、同協議会の原会長から溝口善兵衛知事へ目録が手渡された。
福平高号は二〇〇二年六月、安来市の繁殖農家で生産され、その後、畜産農家で自然交配用の種雄牛として活用されていた。福平高号を種牛とする子牛を使って行う現場後代検定の結果では、肉の上物率が去勢牛で90%、雌牛で100%と、高いのが特徴。生産現場で系統の偏りが課題となる中、血統的に島根のかつての名牛「第七糸桜」号とのつながりがないことから、県内の繁殖雌牛への交配がしやすく、島根和牛のレベルアップが期待されている。